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第7回 ツアー旅行でスケッチする

【用意するもの】
のりづけされた小さなスケッチブック、すべりがよい鉛筆または耐水性のペン、水彩絵の具(小)、水筆、ティッシュ、セロテープ、クリップ(風が吹いた場合使用)

「世界遺産モンサンミッシェル修道院(バスの中から)」

○ 時間がツアー旅行で絵を描くには、瞬時の行動と、恥ずかしく思わないことが大切。
○ 時間がないので、色は目安程度に入れ、後でホテルなどで着色します。
○ ふっと頭に浮かんだことや、周囲の会話も添えて下さい。

「モンサンミッシェルが見える」の声で描き始め、バスの中から5枚、見学中に4枚描きました。

1.塔の先端からスタートし、建物の外郭を描く。水面まで描き、道路をいれる。

2.屋根、窓、建物の区切りを描く。

3.樹木、崖が分かるような線をいれる。

4.高い空をいれたくなり、見開きにも描く。簡単な彩色をする。

「モンマルトルから、パリの市街を描く」

朝の自由時間に、地下鉄でモンマルトルへ。サンピエール寺院を礼拝し、出たところから見た朝のパリの市街地を描く。2、3分で描きました。

1.広い空間をスケッチブックにおさめるのは範囲に悩む。両脇に建物を持ってきて、街灯を描くことで、街の入れ方が分かる。

2.建物と建物の間に、逆三角形の目安線を薄く入れる。

3.街灯と街灯の間の樹木を描き、広場の線を引き、人を入れる。

4.街並みは朝日でぼんやりと見えるため、見えた所だけ輪郭線を入れる。

5.簡単な彩色をする。

「スイス レマン湖」

高速道路を走るバスから見たレマン湖。2度と見ることのない風景と思うと、描きたくなりました。

1.山の稜線を描く。山肌、屋根、対岸の街は、後でも描ける。

2.レマン湖、目の前の丘の目安線を簡単に入れる。

3.眼下の街が一番難しい。いいと思ったら瞬時に線を入れる。線だけでも雰囲気が出る。

4.丘のブドウ畑の線、丘の上の木、道を描く。

5.対岸の街の線を入れる。

6.山肌、尾根を描く。

7.雲、湖の線を入れ、彩色する。

「スイス マッターホルン山頂駅(ゴルナーグラート)」

山と駅舎を描きたいと思いスケッチ。

1.最初のページは、山と駅舎の大きさを検討し、薄く目安線を入れた。

2.薄い目安線の上に、実践で山を描き始める。

3.山の稜線を描くうちに、ゴルナーグラートホテルまで描きたくあり、セロテープで紙を足していく。

4.稜線をたどってホテルまで来たら、ホテルが山の前にあるのが分かるように、目の前の石、雪をしっかり描く。

5.登山列車が入ってきた。眼下の駅と列車を描く。

6.山の尾根、雪渓、山肌を描き、簡単に彩色する。

「ヨーロッパ最高峰駅 世界遺産ユングフラウヨッホ」

標高3454mで、軽い高山病にかかりながら描く。知り合いと偶然にこの地で出会い、びっくりしました。

1.変わりやすい山の天気、アイガー北壁が雲に隠れたので、駅舎の建物と雪渓を描くことにした。直接ペンを入れたため、目安線はつけていない。

2.手前の建物のグループを描く。

3.建物の奥の山から描き始め、紙を足しながら、最初に描いた山の対の山まで描く。

4.崖、尾根、雪渓を描く。

5.雲を描き、彩色する。

「世界遺産 ヴィース巡礼教会(ドイツ)」

・見学時間30分の中で、2枚描きました。

・教会の塔から描き始める。教会のまわりも描きたくなり、左右に紙を足して全景を描く。

・急いでバスへ。教会から馬車が来る。これも描きたくなり、2、3分で描く。

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