第6回 高畑から生駒山を描く(下り坂の描き方)
【用意するもの】
スケッチブック(F4)、鉛筆(B2)、消しゴム、水彩絵の具、筆(大・中・小)、水入れ、ティッシュ、ペン画用耐水性のペン(0.3〜0.5)
1.左の塀が立ち位置であるため、右側から描いたほうが描きやすい。右側の道の線を一気に下げて描く。
2.目線(消失点)を思いきって上におく。
3.右側奥の塀の曲がり角に対する、左側の電柱を描く。
4.この電柱を目安線にする。
5.目安線の電柱から屋根の線をたどって、奥の電柱を描く。
6.目安線の電柱から屋根の線をたどって、手前左側の塀を描く。
7.目安線の電柱の下から、左側の上り道の線を手前塀の側溝まで引き、手前の塀の位置を決定する。
8.手前の塀に対する右側の建物の基台の位置を決定する。常に相対的に見て描かないと、道が広くなる。
全体のあたりがついたので、描きたい所から描き始めて良いが、近景から描いたほうが、遠景、中景を省略し易い。
細部を描く。強い、弱い、速い、遅い線で描き、絵にリズムをつける。
・彩色する。
・軒下は思い切って強く影を入れる。
・影に黒は入れない。全体の色を調和するようする。今回は赤に近いグレーになるように混色した。