子育てチェックシート
16.罰として、子供がやりたいことを全面禁止していませんか?
「全面禁止」することは、最大の罰としてたやすく、簡単に言ってしまいがちです。
やりたいことを禁止しても欲求不満が生まれるだけで、子供の成長にもつながりません。
禁止ではなく一時中断させ、再びしかられないように考えさ、話させ、反省文を書かせます。
頭で考え、耳、目で反省すること、約束することを確認させます。
約束が守られているか、チェック表を子供と作成するなど、具体的にアドバイスをします。
考える力、問題を解決する力をつけさせるチャンスです。
17.子供に一方的に指示ばかりしていませんか?
普段、子供へどんな話しかけをしていますか?
「あれをしなさい」「これをしなさいと」
と、 一方的な指示ばかりではありませんか?
こんな会話ばかりだと、子供はそれに慣れてしまい、自分からは何も出来ない指示待ち人間になってしまいます。
「どう思う?」「どうしたらいいと思う?」「自分ならどうする?」
など、子供が自分の考えをまとめ、自分の意見を述べられるような会話を心がけてください。
また、会話のキャッチボールによって、相手の心を推測することも学びます。
18.机の上を親が片付けていませんか?
文房具やおもちゃなど、物をしまう「場所」を決めます。
使い終わったらもとにもどすルールを決めます。
後は手を出さないで、子供に片付けをさせてください。
片付けをすることで、乱雑にした時の後始末の大変さが身にしみ、物を管理する能力が身につきます。
幼い頃に物に命があることを教えてください。
物を人であるかのように大切に扱うようになり、片付け上手になります。
そして、思いやりの気持ちも育ちます。
19.勉強しないと、いい学校に行けないよ」と言っていませんか?
このような結果重視の言い方は、おどしと同じです。
子供の勉強意欲は失せてしまいます。
もう一度親子で「何のために勉強するのか」真剣に考えてください。
勉強は、いい点数をとるためでも、いい学校に入るためでもありません。
勉強は自分で考え自分で解決する力を身につけるためにあります。
そしてそれは、親の手を離れても子供が一人で生きていく力、子供が自分の将来の夢を実現する力になるのです。
20.「勉強をしたら、欲しいものを買ってあげる」と言っていませんか?
欲しいもののため勉強していると、子供は勉強は仕方なくするもの、嫌いなものと考えてしまいます。
親も子も、このような勉強はいつまでも続きません。
勉強すること、知識をふやすことは、自分にとって楽しいことだと思わせてください。
そのためには、親がまず知識を得ることはどういうことか自覚しないといけません。
子供が小さくて素直なうちに、勉強の楽しさを伝え、子供が夢をもって自分から勉強するようにしたいものです。